現代を代表する美術評論家・椹木野衣さんによる新刊『震美術論』は、東日本大震災後に着手された、最初の著作です。
日本の歴史を振り返ってみると、地震、津波、噴火、台風、土砂災害、集中豪雨など、幾度となく自然災害による破壊、復興、そしてその反復と忘却を繰り返してきたことがうかがえます。
そのような土地で、果たして、西欧で言う意味での「美術」は可能なのでしょうか。
『後美術論』(2015年、第25回吉田秀和賞受賞)に続き、本書の編集を担当した『美術手帖』編集長・岩渕貞哉と著者の対談を行い、『震美術』以降の美術状況展開に迫ります。いまなお続く非常時における美術に、向き合う糸口が見える対談となることでしょう。
【イベント詳細】
会場:NADiff a/p/a/r/t
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
開催日時:2017年12月15日(金) 20:00〜21:30(開場は19:45)
定員:50名
お申込方法:NADiff a/p/a/r/t イベントページ、またはお電話(03-3446-4977)にて。
※当日キャンセルはかたくお断りしております
【書誌情報】
『震美術論』
刊行:美術出版社
発売日:2017年9月6日
価格:4,200円+税
【ご注意事項】
・イベント会場はイベント開始の15分前から入場可能です。
・当日の座席は、先着順でお座りいただけます。
・定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
・やむを得ずイベントが中止、内容変更になる場合がございます。
椹木野衣(さわらぎ・のい)
美術批評家。多摩美術大学教授。
著書に『日本・現代・美術』(新潮社、1998年)、『「爆心地」の芸術』(晶文社、2002年)、『黒い太陽と赤いカニ─岡本太郎の日本』(中央公論新社、2003年)、『戦争と万博』(美術出版社、2005年)、『なんにもないところから芸術がはじまる』(新潮社、2007年)、『反アート入門』(幻冬舎、2010年)、『新版平坦な戦場でぼくらが生き延びること岡崎京子論』(イースト・プレス、2012年)、『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎、2015年)ほか多数。
2015年、『後美術論』(美術出版社)で「第25回吉田秀和賞」を受賞。
岩渕貞哉(いわぶち・ていや)
1975年生まれ。2002年に美術出版社『美術手帖』編集部に入社。2008年より編集長。
アートで社会の課題解決したい、展示を企画したい、ワインに関わるイベントをしたい、
書籍を出版したい、メディアに広告を出稿したい……。
アートとワインを軸とした事業のご相談を、課題の発掘から承ります。
Related Posts
2024年もオンラインで実施の美術検定。 現在4級オンライン試験は通年開催、1~3級オンライン試験は2024年11月16日(土)、17日(日)に実施されます。 その美術検定の勉強に欠かせない美術検定の...
美術出版社の電話番号を変更いたしましたので、お知らせいたします。 TEL:050-3785-6832 ※代表番号となりますので、各編集部へはお繋ぎできかねます。 ※書店様用の受注センターはTEL:04...
2023年もオンラインで実施の美術検定。 現在4級オンライン試験は通年開催、1~3級オンライン試験は2023年11月11日(土)、12日(日)に実施されます。 その美術検定の勉強に欠かせない美術検定の...
書店様よりご注文いただく受注センターの電話・FAX番号を変更いたしましたので、お知らせいたします。 TEL:049-257-6921 FAX:049-259-5244 おかけ間違いのないよう、何卒よろ...
3月8日より発売となる、書籍『SOU・SOU 20年のテキスタイルデザイン集』の刊行を記念して、初回配本限定にて、書籍をご購入いただいたお客様に特製ポストカードを1枚プレゼントいたします。対象店舗は以...
2017年10月28日発行の『東京藝術大学創立130周年記念特別展 皇室の彩-百年前の文化プロジェクト』展図録にて、下記の誤りがありましたので訂正しお詫び申し上げます。 【訂正箇所】 p.24 14行...