17世紀オランダ絵画黄金時代の巨匠ヨハネス・フェルメールは寡作でも知られ、現存する作品はわずか35点と言われている(諸説あり)。本書は東京、大阪展に出展されるフェルメール作品計10点に加え、同時に展示されるハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンら同時代のオランダ画家の約40作品も解説とともに掲載。また、年譜や研究者の論文、フェルメールが手掛けたとされる全作品の紹介なども収録されており、資料面でも充実の内容。17世紀オランダ絵画の広がりと独創性を楽しめる。
ヨハネス・フェルメール—時代を超えた画家 アーサー・K.ウィーロックJr.
差異の眼差し—フェルメールとオランダ美術 ピーテル・ルーフロス
自然を写すオランダ絵画 ヘルディーン・ウーストマン
図版
1. オランダ人との出会い:肖像画
2. 遠い昔の物語:神話画と宗教画
3. 戸外の画家たち:風景画
4. 命なきものの美:静物画
5. 日々の生活:風俗画
6. 光と影:フェルメール
フェルメールは何を描かなかったのか 千足伸行
作家解説
関連年表
各作品別参考文献
作品リスト
付録
フェルメール全作品解説
「フェルメール展」公式図録
A4判ワイド(箱サイズ:23.5cm×31.0cm×2.5cm)
232ページ、箱入り
3,150円+税
※本図録は美術出版社では販売しておりません
フェルメール展
会期: 2018年10月5日(金)〜2019年2月3日(日)
会場:上野の森美術館
会期:2019年2月16日(土)~5月12日(日)
会場:大阪市立美術館
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