特集
藤 田 嗣 治
世界への扉を最初に開いた日本の画家
──現代アーティストが解き明かす、作品と人生
今年、没後50年代を迎えた日本を代表する画家、藤田嗣治。
名声を得たエコール・ド・パリ時代から、
戦争問題まで、波乱の人生は知られるが、
作品そのものについてはどれだけ語られてきただろう。
本特集では、現代アーティストや研究者たちが作品に肉迫し、
独自の視点からそれぞれの画家像を語る。
日本人として世界の美術界へと活躍の場を広げた先駆者として、
いま再び、藤田が遺したものは何かに光を当てたい。
Visual Page 《秋田の行事》
10のキーワードで解説
藤田の作品世界に迫る
布施英利=文
藤田の数奇な人生物語
原田裕規=文
Artist meets Foujita
森村泰昌 ドールハウスの「私」──藤田嗣治の自画像を読み解く
風間サチコ パリの壁画、そして秋田
諏訪敦 その変容は、西洋絵画を超克するために
パリの華やかな交友関係
藤田が旅した軌跡をたどる
岩合光昭さんに聞く、藤田の猫の魅力とは?
[対談]
会田誠×小沢剛
藤田の戦争画がいま語ること
蔵屋美香×黒瀬陽平×梅津庸一
藤田を現在に接続することは可能か
マンガ『フジタの日本脱出』
坂口心臓=画 小沢剛=監修
[論考]
藤田嗣治の「戦争画」再考:世界史・アジア史の視点から
稲賀繁美=文
藤田と沖縄 ──南米と戦争画をつなぐ場所
奥間政作=文
Tibute for Foujita
安藤裕美 久松知子 TYM344 森栄喜
藤田展企画者・林洋子に聞く、藤田が遺したものとは何か
美術館&ブックガイド
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