美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続け、いま改めて注目される美術家、野老朝雄の初作品集。
作品を通して社会や人を「つなげること」をテーマに、これまでひたすら「紋」をつなげて「紋様」(パターン)を描き続けてきた野老朝雄。本書は、幾何学原理に基づいて制作された無数の「紋様」作品から、約280点を厳選して収録。平和のために「紋様」をつなぐという約20年にもわたる活動をまとめた、野老の作品世界を堪能できる永久保存版の一冊。
また、野老朝雄と20年来の友人で、自他ともに認めるお互いの仕事の良き理解者でもある建築家・デザイナーの長岡勉(POINT代表)によるエッセイ、インタビューを収録。制作過程の図版とともに、作品が生まれる過程を丁寧に紐解く内容になっている。そのほか、作品・展覧会一覧も掲載し、野老作品の本質に迫る。
野老朝雄(ところ・あさお)
幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。2001年9月11日より「つなげること」をテーマに紋様の制作を始め、美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいた定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計、制作も行なっている。
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