美術手帖2020年8月号 | 株式会社美術出版社|アートを社会に実装させる

美術手帖2020年8月号

特集
ゲーム×アート

今日、エンターテインメントを超えて様々な角度から研究の対象になっている「ゲーム」。
本特集では、ゲームの手法を使ったメディア・アートから、芸術性を追求するゲーム作品、さらには現代美術における遊戯性の系譜まで、広くゲームとアートの領域が重なるところにある実践をとりあげ、その関係と、新たな表現の可能性を考える。

SPECIAL FEATURE
ゲーム×アート
シミュレーション、フィクション、インタラクションをつくる
新たなメディアの可能性

 

PART1:アートに見るゲーム的実践
谷口暁彦
砂山太一=聞き手

イアン・チェン
沖啓介=聞き手

ゲーム×アートを考えるためのキーワード解説
谷口暁彦+松永伸司+大岩雄典+吉田寛=文・構成

コラム:イザベル・アルヴェールに聞く
世界のゲームアートとポストコロニアル/フェミニズム

THE WORLD OF IN-GAME PHOTOGRAPHY
ブノワ・パイエ/オリー・マ/相川勝/ロバート・オーヴァーヴェック
クレア・ヘンシュカー/ロック・エルムス/レオナルド・サン/ケント・シーリー
ジョシュ・テイラー/エロン・ラウチ

アナログゲームから読み解くアーティストたちの実践
副田一穂=文

[ゲームブック]壁抜けと攻略:インスタレーションとヴィデオゲーム(をプレイする)
大岩雄典=文・構成
 

PART2:表現としてのゲーム
麓旺二郎
今井晋=聞き手

米光一成
島貫泰介=聞き手

[論考]ヴィデオゲームにおける「美」とは何か?
藤田直哉=文

トピック別アートゲーム作品ガイド
松永伸司=構成 葛西祝=文

コラム:「意図せざる社会秩序」の生成を表現するメディアとしてのゲーム
井上明人=文

ジェイソン・ローラー
イェスパー・ユール=聞き手 松永伸司=翻訳
 

PART3:ゲーム×アートの論点

[論考]みる→さわる→わかる→──ヴィデオゲームの視覚表現と経験
山本貴光=文

コラム:先取られるリバイバル
『スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション』に見るレトロ表象の美学
gnck=文

[論考]ミュージアム・コレクションとしてのヴィデオゲームをめぐる諸問題
副田一穂=文

[論考]ゲームの展示、展示のゲーム
松永伸司=文

イアン・ボゴスト×吉田寛
「説得的ゲーム」と『あつまれ どうぶつの森』

[論考]アート・イン・ザ・ゲーム──ゲームアート前史
中尾拓哉=文
 

WORLD NEWS
Berlin /Bonn /Sydney /Taipei /Insight

ARTIST INTERVIEW
久門剛史
德山拓一=聞き手

特別寄稿
文章を書くこと、翻訳すること、文章のなかで翻訳物と向き合うこと
高橋さきの=文

REVIEWS
「ダークアンデパンダン」+「隔離式濃厚接触室」+「遭難 Getting Lost」
椹木野衣=文

「天覧美術 御所編」
清水穣=文

【インフォメーション】

発売日
2020.07.07
著者
美術手帖編集部
造本・体裁
A5判変型
定価
1600+税

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