
ピカソの《ゲルニカ》サイズの絵を描くため、真っ白なキャンバスに立ち向かった根本を、漫画家のニコ・ニコルソンが追いかけた。
「ゲルニカ計画」とは、特殊漫画家・根本敬が“個⼈の意思を超えた⼤きな何かに突き動かされて”、ピカソの《ゲルニカ》サイズ(349×777cm)の絵画を描くプロジェクトであり、現代美術家・会田誠が画材アドバイザーを務めた。
本書は、『ナガサレール イエタテール』(太田出版)などで知られる漫画家ニコ・ニコルソンが、根本が絵を完成させるまでを追うルポルタージュである。
連載全12話に加え、巨大絵画ができるまでを追ったドキュメントフォト(撮影・江森康之)、スペイン美術研究者・松⽥健児による論考、ニコ・ニコルソンによる単行本限定の描き下ろしマンガを掲載。会田誠による表現と技法の実践的アドバイスは、アーティストを目指す人も必見。
【電子書籍版】
Kindle版
ニコ・ニコルソン
漫画家。2008年にエッセイコミック『上京さん』(ソニー・マガジンズ)でデビュー。自身と家族の東日本大震災からの復興を描いたエッセイコミック『ナガサレール イエタテール』(太田出版)は第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選ばれた。そのほかの著書に『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし』(講談社)、『アルキメデスのお風呂』(KADOKAWA)など。
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