佐藤直樹 紙面・壁画・循環──同じ場所から生まれる本と美術の話 | 株式会社美術出版社|アートを社会に実装させる

佐藤直樹 紙面・壁画・循環──同じ場所から生まれる本と美術の話

「完成を想定しない」絵のあとさき
 
「紙面をデザインすることから始まり、壁画の制作を通過し、そこからまた本のように連続する存在へ」 ーー佐藤直樹

デザイン会社「アジール」を立ち上げ、デザイナー/アートディレクターとして活躍してきた佐藤直樹。 東日本大震災前の2010年代に絵画を精力的に描きはじめ、「完成を想定しない」壁画を描きつづけている。

本書は、公立美術館で初の個展となる「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」展にあわせて刊行された、デザインの仕事と美術の仕事、さらに、都市を舞台としたプロジェクト「Central East Tokyo」など、佐藤の幅広い活動をまとめた1冊。

【内容】
●掲載作品
《勢揃坂》
《はじめの「そこで生えている。」》
《「部屋で生えている。」2》
《植物立像》
《その後の「そこで生えている。」》

●デザインのしごと
『WORKS』『GURU』『WIRED』日本版『composite 』『ART iT』『NEUT. 』『くくのち』『百年の愚行 オリジナル複写版』『百年の愚行 普及版』『続・百年の愚行』『写真家・岡本太郎の眼 東北と沖縄』『Tokyo Designers Block 』『TDB Central East 』『Central East Tokyo』『3331 ARTS CYD』『3331 TRANS ARTS』『Festival / Tokyo Document 』

●プロジェクト
「Tokyo Designers Block Central East」「Central East Tokyo」「文字と即興」「TRANS ARTS TOKYO」「荻窪派 町と本」「秘境の荻窪」「佐藤直樹と伊藤桂司の反展」「大館・北秋田芸術祭2014」「秘境の東京、そこで生えている」「部屋で生えている。」

●テキスト
(鼎談)
佐藤直樹になにが起こったか  伊藤ガビン、椹木野衣、佐藤直樹
「Central East Tokyo」 前後  竹内昌義、馬場正尊、佐藤直樹

(寄稿)
「終わりなき〆切り」を解放する絵画  中村政人
具体的な世界の具体的な活動として  室賀清徳
「完成を想定しない」絵のあとさき  小金沢智

【展覧会情報】
本と美術の展覧会 vol.3「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」展
会期:2019年6月29日(土)〜 10月20日(日)
会場:太田市美術館・図書館

展覧会公式サイト

【インフォメーション】

発売日
2019.08.30
著者
佐藤直樹
造本・体裁
A5判
ページ数
160
ISBN/商品コード
978-4568105162
定価
2400円+税

【著者プロフィール】

佐藤直樹(さとう・なおき)
 
1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。2012年からスタートしたアートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」講師。多摩美術大学教授。

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