東京都現代美術館のリニューアル・オープン記念展は、日本における創造のありようを主題のひとつとして、多様な要素の選択的な編集をとおして制作する美術家を「編み手」と捉え、同館が収蔵する作品や資料を核として、その活動を辿り直す試みであった。
この展覧会にあわせ刊行された本書では、第一次世界大戦の開戦により欧州からの印刷物を通した情報が減少した1914年を、新しいものの学習の段階から、編集へと展開したはじまりの年と位置づけ、現在までの美術家たちの活動とその背景を探り、併せて美術館が位置する木場という地域をめぐる創造も紹介した。
【展覧会情報】
「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」
会期:2019年3月29日(金)〜6月16日(日)
会場:東京都現代美術館
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