「この本は、従来の立体視の本とは明らかに違う。
現実の生物や建造物の写真を素材とせず、どのページも作者たちの脳の中に勝手に立体として現れたイメージを元にしている。
そして、それを他人の脳でも再現すべく、読者の右目と左目の為に、二つの少しずれた図版を製作している。……」(前書より)
佐藤氏が高校時代に使っていた数学の参考書に添付されていた空間図形を立体視することのできる装置。
若き日の佐藤氏はそれを通して見た立体図形の美しさに驚き、魅了される。
それから30有余年、若き日の佐藤氏の感激は忘れられることなく、ここにまったく新しい立体視の本として甦った。
左右のレンズを通して見ると、そこにあなたが知っているようで、実は見たことのない、不思議な立体世界が現れる。
円柱や立方体、その断面図、任意の線や面。それらが織りなす繊細な美の世界。
この本には、そんな空間図形の美しさが一杯詰まっている。
アートで社会の課題解決したい、展示を企画したい、ワインに関わるイベントをしたい、
書籍を出版したい、メディアに広告を出稿したい……。
アートとワインを軸とした事業のご相談を、課題の発掘から承ります。
Related Publications
SPECIAL FEATURE 鴻池朋子 足元へ降り立つ「みる誕生」 INTERVIEW 鴻池朋子インタビュー 編集部+杉原環樹=聞き手 近江ひかり=構成 永禮賢=ポートレート撮影 ...
巻頭のフランス ブルゴーニュ特集では、ブルゴーニュに新しい風を吹き込む、12の若手生産者にフォーカス。
閉鎖的な産地と思われているブルゴーニュにて、いま、何が起こっているのか?
ほか、3年ぶり...
SPECIAL FEATURE 五木田智央 「ヘタ」こそ絵画の美しさ The Chronicle of Tomoo Gokita’s Works作品の変遷 2007~2022 五木田智央インタビュー ...
巻頭の日本ワイン特集では、日本有数のワイン産地「山形県」をフィーチャーし、ワイン造りの歴史、現在の取り組み、そして造り手と彼らが造るワインを紹介。
「日本ワイナリーアドレスブック2022」の特別...
国内外に多くのファンをもつ画家・工藤麻紀子。直近10年にわたる制作活動が集約された一冊
SPECIAL FEATURE Gerhard Richter《ビルケナウ》という到達点 PART1ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》(2014) [論考]イメージと倫理の位相ゲルハルト・リヒター《ビ...