
著名な仏像、収蔵寺、仏師などの知識や、基本的な仏像の種類や見方をクイズをまじえながら紹介。Q&Aとビジュアルを楽しみながら仏像の基本とトリビア的な豆知識が身につきます。美術検定の対策にも。
「お寺で仏像を見ても違いがよくわからず、どれも同じように見える」
「漢字だらけの仏像の名前を見るだけで、難しそうだと思ってしまう」
仏像に興味はあっても、難しそうという気持ちが先に立って敬遠してしまう方も多いかもしれません。たしかに仏像を見て、何があらわされているかを理解するには、ある一定のルールを知る必要があります。しかし、逆にこの決まり事を多少なりとも知るだけで、仏像はぐっと身近な存在になるのです。
この本では個々の仏像を知ることはもちろん、仏像に関するルールについても、ビジュアルとクイズで楽しく学ぶことができます。
【目次】
まずはここから メジャー仏像クイズ
仏像の種類を見分ける 如来/菩薩/明王/天
さあ、チャレンジ!!! 練習問題
仏像を造ることの意味
《まずはここから メジャー仏像クイズ》は、ぜひ知っておきたい著名な仏像について、その仏様の名前や所蔵寺、仏師、ご利益などを問う10問のクイズです。
《仏像の種類を見分ける》では、如来・菩薩・明王・天という仏像の4段階の世界について、それぞれの仏像の特徴を”仏像問診票”でひも解き、イラストやコラムも加えてわかりやすく解説していきます。ここで仏像鑑賞の基礎知識はバッチリ学べます。
そして25問の《練習問題》で知識の仕上げ、確認を。
「阿弥陀さまと観音さまってなにが違う?」
「お地蔵さまは普段なにを持っている?」
「千手観音の腕の数は42本のものが多いですが、その訳は?」
問題を解いていくうちに、基本的な決まり事が頭に入れば、仏像を見るのがきっと楽しくなることでしょう。
【著者紹介】
佐藤晃子(さとう・あきこ)愛知県出身。明治学院大学文学部芸術学科卒業、学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。美術史専攻。著書に『この絵、誰の絵?』(弊社刊)、『常識として知っておきたい世界の絵画50』『常識として知っておきたい日本の絵画50』(どちらも河出書房新社刊)などがある。
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