
「わたしのこだわりを一言でいえば『遊環構造』というデザインの手法である。『遊環構造』はこどものあそびやすい空間の構造原則であるが、それは人の生きる意欲、学ぶ意欲、交流する意欲、運動する意欲、あそぶ意欲、創造する意欲を喚起する原則となっていると考えている。私は遊環構造の環境建築家だ」 仙田満
「こどものための環境デザイン」を中心的なテーマとして、40年にわたって、建築のみならず、物から広場、都市までを含む広範な領域をデザインしてきた環境建築家、仙田満。
彼の提唱する「遊環構造」は、30年におよぶ"こどものあそび"の調査から得た「あそび空間の構造」だといいます。
1000ページにもなるこの本は、40年にわたり仙田が手がけてきた作品を撮影し続けてきた藤塚光政が撮影したビジュアルで追うことのできる仙田の作品集であり、設計図や資料、関係者との対談から仙田の提唱する「遊環構造」や彼のデザイン戦略がわかる集大成です。
●内容:掲載作品125点、対談・藤森照信氏ほか5名、作品データ、年表など
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