1980年代以降の美術表現を広く分析し、
アートの新しい局面を活写した画期的著作!
『美術手帖』2011年01月号から連載中の、美術批評家・大森俊克氏による「コンテンポラリー・ファインアート」から12回を収録。
日本でこれまで取り上げられる機会の少なかった1980年代以降の欧米のコンテンポラリー・アートの核心的な動向を、シンディ・シャーマン、マイク・ケリー、ガブリエル・オロスコら重要アーティストの作家論からたどります。
「コンテンポラリー」という新しい美術の条件を探り、今後の展望に逆照射する──。
従来の美術評論では飽き足りなかった読者へ送る、読み応え満載の一冊です。
【内容】
01 セス・プライスとコンセプチュアル・アートの現在
02 リアム・ギリックと『関係性の美学』
03 イザ・ゲンツケンの「鏡」
04 ガブリエル・オロスコとメキシコ性
05 スタン・ダグラスとナラトロジー
06 リチャード・プリンス(アプロプリエーションと収集)
07 シンディ・シャーマンの「リアル」
08 ティノ・セーガルと1960年代回帰
09・10 マイク・ケリー:学校とサイエンス・フィクション(前後編)
11 塩田千春との往復書簡
12 キュレーティング・セオリーの現在
【著者・大森俊克 Toshikatsu Omori】
美術批評、近代および現代美術史。1975年生まれ。
ベルリンフンボルト大学第二人文学部、ベルリン自由大学歴史文学部(美術史学科)修了(修士)。
東京芸術大学美術研究科博士後期課程満期退学。
著書に『Basic Ac+on マーティン・クリード』(hiromiyoshii)。
アートで社会の課題解決したい、展示を企画したい、ワインに関わるイベントをしたい、
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アートとワインを軸とした事業のご相談を、課題の発掘から承ります。
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