生誕100年 清宮質文 あの夕日の彼方へ | 株式会社美術出版社|アートを社会に実装させる

生誕100年 清宮質文 あの夕日の彼方へ

静謐な画面に溢れる豊かな詩情
版画家・清宮質文の全詩想をたどる、これまでにない一冊。

「絵」という方法をとっている詩人、版画家・清宮質文(せい みや なお ぶみ)の生誕100年を記念した展覧会の公式図録。

静謐で詩的な心象世界を描く清宮の作品世界を、ぜひお楽しみください。
版画は同イメージ、同ステートの図版を併載。

水彩画、ガラス絵を含む画家の全画業をたどる、これまでにない一冊です。

僕らの心の奥底に漂う一言では表せない何か。

その何かにそっと触れるような青色たちに一目惚れしました。

後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)



[目次より]
ごあいさつ
「夢のモニュマン」─ 清宮質文
彼方へ開かれたページ ─ 住田常生
清宮質文は水戸っぽだったか ─ 井野功一
第1章 彼方の光は遠く、かたわらには透明水彩があった。 1953年まで
 コラム1 「私にとって水彩とは、なにかヴァイオリンという感じがします」清宮質文と透明水彩
第2章 最初の光が摺りとられる。 1959年まで
第3章 蝶があらわれる。時のながれをみつめる。 1960年代
第4章 暗い夕日に永遠と一瞬をみつめる。 1970年代
 コラム2 「できるだけ単純にしなければならない」空間を層でとらえる
第5章 そして、夕日の彼方へ。 1991年まで
 コラム3 「光の穴とくに強く摺る」モチーフに光を含ませる
清宮質文年譜・主要参考文献
作品目録

【展覧会情報】

高崎市美術館

会期:2017年12月10日(日)- 2018年1月31日(水)

茨城県近代美術館

会期:2018年2月23日(金)- 4月8日(日)

【インフォメーション】

発売日
2017.12.28
著者
住田常生(高崎市美術館)、井野功一(茨城県近代美術館)
造本・体裁
B5変型・並製
ページ数
152
ISBN/商品コード
ISBN 978-4-568-10498-1
定価
2,000円+税

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