
3年に一度、森美術館が日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年以来開催してきたシリーズ展「六本木クロッシング」。第6回目の開催となる「六本木クロッシング2019展:つないでみる」の公式図録。
「六本木クロッシング2019展:つないでみる」は、「テクノロジーをつかってみる」「社会を観察してみる」「ふたつをつないでみる」の3つをキーワードに、現代美術の表現にみられる「つながり」に注目した展覧会です。今回はシリーズ初の試みとして、森美術館の3人のキュレーターで共同キュレーションを行い、1970〜80年代生まれを中心とした日本のアーティスト25組を紹介。本書は担当キュレーター3名の論文のほか、国内外の執筆者3名のエッセイも収録しています。
本図録は、ミュージアムショップで販売した 3,000部のみ限定で、「バリアブル印刷」
【目次】
図版
論考
六本木クロッシング:つないでみる 椿玲子
つないでみる? 徳山拓一
新しい言語で語るように、「つないでみる」 熊倉晴子
壁について話す、平行線をたどる 長谷川新
デュシャンとベケットを超える 小崎哲哉
つなぎ間違い クラリア・ゼルニック
作品略歴・主な参考文献
作品リスト
【展覧会情報】
六本木クロッシング2019展:つないでみる
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
会期:2019年2月9日(土)~5月26日(日)
アートで社会の課題解決したい、展示を企画したい、ワインに関わるイベントをしたい、
書籍を出版したい、メディアに広告を出稿したい……。
アートとワインを軸とした事業のご相談を、課題の発掘から承ります。
Related Publications
人類史が終わったあとの芸術とは? 『後美術論』『震美術論』に次ぐ三部作完成
【 特集 】 イタリア グランディ・マルキ 麗しき18ワイナリーを巡る 北部〜中部編 高品質イタリアワインの礎を築いたグランディ・マルキ協会 ピオ・チェザレ/ミケーレ・キアルロ/カ・デル・ボスコ/ ...
SPECIAL FEATURE 韓国の現代アート最前線 国際的な注目の先にある、そのリアルとは? 趙純恵、権祥海、紺野優希=企画協力 INTERVIEW キム・アヨン 権祥海=聞き手・構成 佐藤小百合...
「ここは、2回目の人生を送る世界だよ」 愛すべきオバケたちを描く、 アーティスト矢入幸一の絵本のような作品集
点(ドット)や曲線を自らの手で反復しながら、生命の気配や運動によるエネルギーを想起させる作品を制作するアーティスト、大和美緒。代表的なシリーズ作品を収録した作家生活10年を記録した初の作品集。
夢の世界とリアルな日常が交差する、独自の世界を表現する長井朋子。国内外で多くの展覧会を成功させ、テレビ番組のアートワークや小説の挿画、公共施設のビジュアルなども手掛ける多彩なアーティストの作品集。