伝説の彫刻家・流政之の新解釈を提示する書き下ろし作品論集。
知名度も高く国際的に活躍していた作家であるにもかかわらず、これまであまり批評の場で語られてこなかった彫刻家・流政之。現在、第一線で活躍しているアーティスト、評論家による文章を通じて、新しい「流政之論」を展開。
流政之は現在、85歳でありながら、高松市美術館(2009年1月4日?2月8日)や画廊などで個展を数多く開催している現役の彫刻作家。国内のプロジェクトでは、南北海道にある「彫刻公園ストーンクレージーの森」や、全国の美術館や広場にもモニュメントを多数設置するなどしている。
戦中にゼロ戦パイロットの経歴を持つ流は、1960年代から前川國男ら日本の近代建築家とのコレボレーションをも行い、その後、1964年のニューヨーク世界博覧会日本館の壁画「ストーンクレージー」制作のため渡米。モニュメント制作、画廊での個展など注目を集めた。1975年には、ミノル・ヤマサキ設計のワールド・トレード・センターに彫刻「雲の砦」を7年の歳月をかけて設置。同年、帰国し以来香川県高松市庵治町にある「ナガレスタジオ」で制作を続けている。
アートで社会の課題解決したい、展示を企画したい、ワインに関わるイベントをしたい、
書籍を出版したい、メディアに広告を出稿したい……。
アートとワインを軸とした事業のご相談を、課題の発掘から承ります。
Related Publications
誰もが「主人公」になる瞬間がある-- 国内外で高い評価を受ける、いま注目の若手アーティスト・森本啓太、待望の初作品集!
SPECIAL FEATURE AIと創造性 学習、生成、創作の新たな地平を探る マンガ AIとアーティスト 「美大」編/「制作」編/「展覧会」編 徳井直生=監修 朝倉世界一=マンガ 座談会 AIが問...
【総力特集:日本ワインの原点 山梨 秘めたる魅力、再発見】 山梨ワイン産業史にみる 産地醸成への道のり 機山洋酒工業/旭洋酒/グレイスワイン/甲斐ワイナリー/ ドメーヌ・オヤマダ/シャトレーゼ ...
〈にじいろ〉のストローク画法から描き出す「コミュニケーションのかたち」を追求し続ける 大学から北京に渡り、ドイツ留学やニューヨークでの滞在など、エネルギッシュに活動する江上越。中国に縁の深い彼女が新作...
SPECIAL FEATURE 先住民の現代アート 原田真千子=監修 なぜ、いま「先住民の現代アート」なのか? 原田真千子=文 INTERVIEW ジェフリー・ギブソン ジョーン・クイック=トゥ=シー...
【特集:南アフリカ ブドウ品種にフォーカス いま飲むべきその理由】 南アフリカワインならではのアイデンティティの追求 クライン・ザルぜ・ワインズ/テスタロンガ/ライネケ・ワインズ/ カープツィヒ...