
イサム・ノグチ庭園美術館の開館10周年を記念して刊行
「ここは僕が石から勉強した場所。このままの形で遺し、善意と教育のために役立ててほしい」。
晩年、イサム・ノグチはそう望んでいた。
香川県の牟礼にあったこの場所(アトリエ)を、1999年にイサム・ノグチ庭園美術館として公開してから10年が過ぎた。アトリエ時代の1988年、季刊雑誌「みづゑ」(美術出版社)特集企画のため、篠山紀信はこの地を訪れ、イサム・ノグチ本人とその作品群を背景とした写真を撮り下す。それから20年が経過した昨年(2008)、新たに現在の美術館を撮影。この本のなかで表現されている20年の歳月は、我々に、イサム・ノグチの「芸術はすべて未来への贈り物、他にどんな価値があるのでしょうか」―まさに未来への贈り物にふさわしい!・・・そんな思いを感じさせてくれる珠玉の写真集。
企画・監修/三宅一生、写真/篠山紀信、アートディレクション/佐藤卓
【著者紹介】
イサム・ノグチ(Isamu Noguchi、日本名:野口 勇、1904年11月17日 – 1988年12月30日)はアメリカ合衆国ロサンゼルス生まれの彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家・作庭家、舞台芸術家。日系アメリカ人である。父は愛知県生まれの日本の詩人で慶應義塾大学教授の野口米次郎、母はアメリカの作家で教師のレオニ・ギルモア(Leonie Gilmour)。
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