
水彩画家としての長沢節。
その素顔に迫る
長沢節といえば、日本のファッションイラストレーターの第一人者としておなじみだが、実は「水彩画家」として数多くの風景を描いていた。
アクションペインティングのようなそのタッチは、線で描くイラストレーションとはまた違った、色彩豊かな味わいをもっている。
本書は、水彩画の技法を紹介しつつも、風景に向かい、そこから美を見つけ出そうとする「画家」の眼差しと、絵を描く者の美学が語られている。
風景という対象を、まるで恋人と接するかのようにとらえるその言葉は、ときにユーモラス、ときにセクシャルに、わたしたちの心の奥底にせまってくる。
技法書としてもエッセイとしても楽しめる、1980年刊行の伝説の名著がここに復刊!
新装版付録として、セツの水彩画ギャラリーページを掲載。
アートで社会の課題解決したい、展示を企画したい、ワインに関わるイベントをしたい、
書籍を出版したい、メディアに広告を出稿したい……。
アートとワインを軸とした事業のご相談を、課題の発掘から承ります。
Related Publications
人類史が終わったあとの芸術とは? 『後美術論』『震美術論』に次ぐ三部作完成
【 特集 】 イタリア グランディ・マルキ 麗しき18ワイナリーを巡る 北部〜中部編 高品質イタリアワインの礎を築いたグランディ・マルキ協会 ピオ・チェザレ/ミケーレ・キアルロ/カ・デル・ボスコ/ ...
SPECIAL FEATURE 韓国の現代アート最前線 国際的な注目の先にある、そのリアルとは? 趙純恵、権祥海、紺野優希=企画協力 INTERVIEW キム・アヨン 権祥海=聞き手・構成 佐藤小百合...
「ここは、2回目の人生を送る世界だよ」 愛すべきオバケたちを描く、 アーティスト矢入幸一の絵本のような作品集
点(ドット)や曲線を自らの手で反復しながら、生命の気配や運動によるエネルギーを想起させる作品を制作するアーティスト、大和美緒。代表的なシリーズ作品を収録した作家生活10年を記録した初の作品集。
夢の世界とリアルな日常が交差する、独自の世界を表現する長井朋子。国内外で多くの展覧会を成功させ、テレビ番組のアートワークや小説の挿画、公共施設のビジュアルなども手掛ける多彩なアーティストの作品集。