浮世絵を読み解く新提案!
食いしん坊な浮世絵鑑賞術
食のシーンは、浮世絵の世界に度々描かれてきました。
鰹の初売り、夏の白玉、雪中の蕎麦屋など...
そこには今もなお受け継がれる食文化があり、また失われてしまった食習慣に気づくこともあります。
美味しいもの好きの江戸っ子たちが、どんな食を楽しんでいたか、食を描いた浮世絵を紐解きつつ、そのレシピも紹介する一冊。
『フェルメールの食卓』(講談社)など、画家の食や暮らしを紹介した話題の本の 著者・林綾野による待望の新刊です。
第一章 江戸で生まれた味わい
すし 鰻 蕎麦
第二章 浮世絵に見る江戸の食卓
天麩羅 初鰹 深川丼 牡丹鍋 豆腐田楽 駒込の茄子 幕の内弁当 蛸の江戸煮 白和え とろろ汁 握り飯 白玉 佃煮 水菓子
第三章 浮世絵師たちの食事情
北斎の香り高い秘薬 広重の玉子とじどんぶり
国芳の猫舌にも美味しい納豆汁
【著者について】
林 綾野(はやし あやの)
キュレーター、アートライター。
美術館での展覧会企画、美術書の企画・執筆を手がける。
新しい美術作品との出会いを提案するため、画家の芸術性と合わせてその人柄や生活環境、 食への趣向などを研究、紹介する。
これまで手がけた展覧会は「パウル・クレー 線と色彩」「ホルスト・ヤンセン 北斎へのまなざし」 「ピカソとクレーの生きた時代」「フェルメールからのラブレター」展など。
主な著書に『画家の食卓』『フェルメールの食卓』『ゴッホ 旅とレシピ』『モネ 庭とレシピ』、 共著に『セザンヌの食卓』『作家別 あの名画に会える美術館ガイド・西洋絵画編』(すべて講談社)、 『画家のものがたり絵本 ぼくはヨハネス・フェルメール』(美術出版社)などがある。
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