「形の素」展2019 つくり手三人の骨董コレクションから | 株式会社美術出版社|アートを社会に実装させる

「形の素」展2019 つくり手三人の骨董コレクションから

赤木明登、内田鋼一、長谷川竹次郎の骨董コレクションを美しい写真で紹介した書籍『形の素』の展覧会が、京都の建仁寺塔頭、両足院で開催される。

「ものの形はどこからきて、どこへ向かうのか?」。歴史と精神の連続を記す禅寺の空間で、形をつくり出す三人の古物コレクションを展示し、形が生まれる場所に迫る。会期中にはトークイベントも開催される。


写真:『形の素』(美術出版社刊)より
撮影:鈴木静華

【プロフィール】
赤木明登
塗師。一九六二年岡山県生まれ。中央大学文学部哲学科卒業後、編集者を経て、八十九年輪島塗下地職人・岡本進に弟子入り。九十四年独立。現代の暮らしに息づく生活漆器「ぬりもの」の世界を切り拓く。主な著書に『美しいもの』『美しいこと』『名前のない道』 (新潮社) がある。

内田鋼一
陶芸家。一九六九年愛知県生まれ。愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了後、東南アジアや欧米、アフリカ、オーストラリアなど世界各国の窯場に住み込み修業を重ねた後、九二年三重県四日市市に窯場を構え独立。国内外で精力的に発表。著書に『MADE IN JAPAN』 (アノニマスタジオ)がある。

長谷川竹次郎
鍛金師。一九五〇年生まれ。尾張徳川家の御用鍔師の家系で、明治より茶道具金工家として一望齋を名乗る、二代目長谷川一望齋春泉の次男として生まれる。六八年人間国宝・故関谷四郎氏に鍛金を師事。九四年、三代目一望齋春洸を襲名。著書に『父の有り難う』 (主婦と生活社)がある。

【トークイベント概要】
第一部「古物に聴く真言」
10月27日(日) 16:00~17:00
伊藤東凌(両足院副住職)
堀畑裕之(matohuデザイナー)
赤木明登(塗師)

第二部「古物遊狂」
10月27日(日) 17:00~18:00
堀畑裕之(matohuデザイナー)
内田鋼一(陶藝家)
赤木明登(塗師)

第三部「工藝の現在/器と救済」
11月2日(土) 16:00~18:00
鞍田崇(哲学者)
荒谷啓一(essence kyotoオーナー)
赤木明登(塗師)

※イベント開催日の展示時間は特別に延長いたします。

【開催概要】
『形の素』展2019
会期:2019年10月27日~11月9日
時間:11:00〜16:00(※11月2日、3日は10:00〜16:00、会期中無休)
会場:建仁寺塔頭 両足院
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
観覧料:1000円
問い合わせ先:katachi.no.moto@gmail.com
https://www.facebook.com/katachi.no.moto/

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